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六角ナット・ハンドルの一体化・冷間鍛造化するメリット

<六角ナット・ハンドルの一体化・冷間鍛造化するメリット コラムの目次>

1.照明器具用ハンドルとは
2.ハンドルの構成部品とは?
3.部品の一体化のメリットとは?
4.当社における一体化ハンドルの事例

1.照明器具用ハンドルとは

照明器具のハンドルは、照明の位置や角度を調節するための部品です。具体的には、以下のような役割を果たします。位置調整:照明器具の角度や向きを変更するために使います。たとえば、スポットライトやフレキシブルな照明では、ハンドルを使って光の向きを変えることができます。固定:照明器具を所定の位置にしっかりと固定するための機能もあります。ハンドルを締めることで、照明が動かないようにします。取り付け:一部の照明器具では、ハンドルを使って取り付けや取り外しを行います。これにより、器具の取り扱いや設置が簡単になります。ハンドルのデザインや使い方は、照明器具の種類やメーカーによって異なりますが、いずれも照明の調整や固定をサポートするための重要な部品です。

2.ハンドルの構成部品とは?

基本的には照明器具本体側面に棒状の物が取り付けられています。 その棒状の物(ハンドル)を本体に取り付ける部分にはネジが切ってありその部分にハンドルが外れないように六角ナットとゆるみ止め用の2枚のワッシャーが組み込まれています。

3.部品の一体化のメリットとは?

■コスト削減

一体化により、製造プロセスが簡略化され、部品点数が減少します。これにより、材料費や組み立てコストが削減されることが多いです。また、複数の部品を一体化することで、在庫管理や物流のコストも低減できます。

■品質向上

一体化された部品は、個別に組み立てられる部品に比べて、精度や品質のバラツキが少なくなります。これにより、全体の製品品質が向上し、不良品リスクが減ります。

■組み立ての簡素化

一体化により、組み立て作業が簡単になり、組立工程の手間が削減されます。これにより、製品の組み立て時間が短縮され、製造効率が向上します。

■部品の強度・耐久性向上

一体化によって、部品間の接合部や締め付け等の工程が必要なくなるため、強度が向上し、部品の耐久性が増すことがあります。また、一体化により構造的な強度が向上し、より堅牢な製品が実現します。

■設計の自由度向上

部品を一体化することで、設計者はより複雑な形状や機能を実現しやすくなります。一体化により、部品間の隙間や接続部を減らすことができ、製品のデザインが向上する可能性があります。

■メンテナンスの簡素化

一体化された部品は、メンテナンスや修理が必要な際に、部品全体を交換するだけで済む場合があります。これにより、作業が簡単になり、メンテナンスコストが削減されます。

■信頼性の向上

一体化された部品は、部品間の接続不良や組み立てミスのリスクが低くなるため、全体としての信頼性が向上します。これにより、製品の不具合発生率が低くなることがあります。

4.当社における一体化ハンドルの事例

ミナミダで生産している照明器具用のハンドルは、六角ナットに該当する部分を一体化で成型しています。 また、ハンドル自体の軸部を手で操作しやすい角度にプレス工程で曲げを行い、さらにハンドル先端部分を球状に成型することにより、 手で握る際の握りやすさ、怪我の防止にも役立つ仕様となっています。

照明器具用ハンドル

本事例は、照明器具用のハンドルです。ボルトと六角ナットが一体化された点が特徴で、当社にて冷間鍛造への工法変換をご提案した事例です。

従来の加工方法としては、ボルト部と六角ナット部は別々に製造されており、写真にあるワッシャーとともに六角ナットを後付する工程で製造されていました。具体的な工程としては、ボルトに六角ナットとワッシャーを取り付け、左端面にあるねじ切り加工を施すというものです。

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