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冷間鍛造技術情報

フォーマーの加工事例

フォーマーによる冷間鍛造加工品の代表的な締結備品の加工事例を紹介します。

ボルトの加工

ボルトの製造には一般的に3段ボルトフォーマーを用いて製造を行いますが、簡易形状をしたボルトはダブルヘッダ(2段打ちヘッダ)または2ダイ2ブローヘッダ(2工程のヘッダ)によって鍛造加工を行います。

ナットの加工

ボルトのネジ山は転造盤を用いて成形加工を行います。ネジ山の成形には平ダイス式ネジ転造盤、丸ダイス式ネジ転造盤、プラネタリ式ネジ転造盤があります。量産加工転造盤としては平ダイス式ネジ転造盤が普及しており、パーツフィーダーやロータリーホッパー、スライドコンベアなどの自動供給装置が使われています。

ボルトフォーマーによって製造されるボルトブランクはネジ転造盤への供給用のコンベアに排出、平ダイス式転造盤またはプラネタリ式転造盤によってネジ転造が行われる事もあります。このように、ブランクの鍛造工程とネジ転造を一気に行うことで高速でのボルト製造を可能としています。

ナットの製造は、当初は切削による製造が行われていましたが、現在では量産、低コストを実現する方法として、冷間ナットフォーマーを用いて線材からの鍛造成形によって製造されることが主流となっています。

参考文献 日本塑性加工学会・鍛造分科会『わかりやすい鍛造加工』

工法変換ラボ

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