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防振ゴム金具を冷間鍛造化するメリット

<防振ゴム金具を冷間鍛造化するメリット コラムの目次>

1.自動車用防振ゴムとは?
2.エンジンマウントとは?
3.サスペンション用防振ゴムとは?
4.アッパーサポート金具の説明

1.自動車用防振ゴムとは?

防振はその名前の通り、「振動を防ぐ」ことを表します。 振動を発生させる「振動源」と、振動を伝えたくない「被対象物」の間にゴムなどの弾性体を入れることにより、振動が伝わる量を抑制します。 自動車用の防振ゴムは、車体と部品の間に付けれれることが多く、いろんな方向へ曲がったり、クッションの役割も担います。

自動車の中に組み込まれる防振ゴムの種類は様々ありますが、分かりやすいところではエンジンからの振動を防ぐ【エンジンマウント】や路面からの振動を防ぐ【サスペンション用防振ゴム】があります。

2.エンジンマウント用防振ゴムとは?

エンジンマウント用防振ゴムは、エンジンからの振動を防ぐ目的で使用されます。エンジンはガソリンを機構内で爆発させることで動力を得ているので、振動が発生してしまいます。しかし、振動がそのまま周辺部品に伝わるのは決して良いものではありません。そこで、エンジンマウントに求められる機能としては、エンジンを支持する・エンジンからの振動を低減する(車室内に伝わる振動を遮断、低減する)・エンジン自体の揺れを抑える(路面からの振動や衝撃によるエンジン自体の揺れを素早くおさえる)・エンジンの干渉防止などが挙げられます。

3.サスペンション用防振ゴムとは

サスペンション用防振ゴムはタイヤを通して伝わってくる路面からの振動を吸収し車体に伝えない様にします。アームと車体の間についていてタイヤからアーム、車体へと伝わる振動を防ぐ部分にブッシュがあります。

ブッシュは、ゴムと金具を一体成型した部品構成となっています。振動を抑止するというと、ゴムが重要な役割を示すように見えますが、金具も十分に役割を果たしています。

というのも、ゴムだけでは他の車部品と十分な接着がなされず、機能を持たせることができないからです。そのため、金具とゴムの一体化部品が非常に重要な部品構成といえるのです。また、ショックアブソーバーアッシーにも防振ゴムが使われており、タイヤからの縦方向に伝わる振動や衝撃を防ぐのに役に立っています。

4.アッパーサポート金具の説明

弊社生産のアッパーサポート金具はサイズはφ54mm×18mmの製品で材質は10Aを使用しています。アッパーサポートの防振ゴム金具として使用され、径が大きく長手方法が短いことから縦型プレスに最適な製品形状と言えまが、弊社ではパーツフォーマーにて成形をしています。

冷間鍛造化することによってタクトタイムが向上しリードタイムの短縮につながりました。 それに加えてニアネットシェイプにより素材コストの低減も実現できましたのでコスト削減効果としてはトータルで20%ほどの削減効果がありました。