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住宅用ドアの丁番ピンを冷間鍛造化するメリット
<住宅用ドアの丁番ピンを冷間鍛造化するメリット コラムの目次>
1.住宅用ドアの丁番ピンとは?
2.玄関用ドアの丁番ピンには
3.屋内用ドアの丁番には
4.当社製作の丁番用ピンについて
1.住宅用ドアの丁番ピンとは?
住宅用丁番ピンには用途によって種類も形状も豊富です。
①標準ピン: 普通のドアに使用される一般的なピンで、交換や取り外しが容易です。
②セキュリティピン: 外部ドアや高セキュリティが求められる場所に使用され、取り外しが難しい設計です。
③スプリングピン: 丁番に内蔵されたスプリングがあり、ドアを自動的に閉じる機能を持ちます。主に商業施設や公共の場所で使用されます。
④ダブルピン: 二重のピンがあるため、ドアがより安定し、重いドアに適しています。
⑤調整可能ピン: 高さや位置を微調整できるピンで、設置後の調整が簡単です。特に取り付け精度が重要な場合に使われます。
2.玄関用ドアの丁番ピンには
玄関ドア用の丁番には高セキリュティ性が求められますので取り外しが難しい形状の設計になっている物が多いです。 丁番ピンに溝や横穴などが設けられて容易に外せない設計になっているようです。 また外部や湿気の多い環境下なので高耐食、高耐久性を要求される為にステンレス製を使用するケースもあります。 玄関ドアはサイズも大きく重たいので丁番ピンもオーバーサイズアップされており当社制作のピンはφ10~12の軸径となっております。
3.屋内用ドアの丁番には
屋内用ドアには常に開閉するドアも多く操作性、耐久性に優れている丁番ピンが使用されます。 ヒンジ内にベアリングが内蔵されているタイプは重いドアや頻繁に開閉するドアに採用されております。 さらにはピンが簡単に外せるようになっておりドアの交換や修理が簡単に出来るタイプもあります。 ドアの高さを変えられるように調整機能を持ったタイプも需要が多いようです。 デザインを重視される場合も多い為、美しい金色の仕上りが特徴で、装飾的な要素が強い真鍮素材の物もあります。 鉄にクロームメッキで高耐久・高耐食性に対応した物もあり、さまざまな材質や形状、鍍金や塗装があり、使用される場所や目的に応じて選ばれます。
4.当社製作の丁番用ピンについて
住宅用ドアの丁番ピンについては玄関用・屋内用の一部を製作させて頂いておりますが記述のように様々な材質・形状・表面処理があります。 ミナミダでは冷間鍛造でステンレス(SUS304・SUSXM7)や鉄+メッキのタイプを成型しております。 ステンレスタイプでは軸の一部が四角に成型された複雑な形状の丁番ピンもあり、多段成型機で成型しております。 いずれも後加工にて溝入れや横穴加工・タップ加工・転造加工を施してお客様に供給させて頂いております。
丁番ピン・ボルト φ8~M12
本事例は冷間鍛造.comで製造した、丁番ピン・ボルトです。サイズはφ8mm~M12(ねじあり)までの製造が可能で、鉄・ステンレスを素材として加工することが可能です。当社の丁番ピン・ボルトは冷間鍛造+2次加工で仕上げ、ニアネットシェイプでの製造となるので、材料ロスが少なく、加工コストを削減することが可能です。