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ナットの冷間鍛造化

ウェルドナットを冷間鍛造化するメリット

<ウェルドナットを冷間鍛造化するメリット コラムの目次>

1.ウェルドナットとは
2.ウェルドナットの突起の種類
3.ウェルドナットの特徴・使用例
4.当社におけるウェルドナットの事例

1.ウェルドナットとは?

ウェルドナットとは、金属部品同士を溶接によって接合するために使用される特殊なナットのことです。主に自動車や機械の組み立てなどで利用されます。ウェルドナットは、その名の通り、ナット本体に溶接のための溶接ポイント(通常は突起)があり、これを金属部品に溶接して、ナットの機能を持たせることができます。

2.玄関用ドアの丁番ピンには

溶接ポイントとなる突起ですが、形状は丸型、台形型(屋根型)が一般的となっています。また突起はツバの上にあるタイプと下にあるタイプがあります。

3.ウェルドナットの特徴・使用例

溶接用の突起:ナットの背面に溶接用の突起やフランジがついており、これを溶接することでナットを部品に取り付けることができます。
高速組み立て:溶接によりナットを部品に取り付けるため、ボルトやネジのように別途の取り付け作業が不要となり、組み立て作業が効率化されます。
強度:溶接によりナットが部品にしっかりと固定されるため、強固な接合が可能です。
使用例:自動車のシャシー部分やエンジンなどの組み立てで、部品にナットを取り付ける際に使用されます。機械装置や電子機器の構造体にも利用されることがあります。
ウェルドナットは、取り付けが簡便であり、特に大量生産が求められる場合にその利便性が発揮されます。

4.当社製作のウェルドナットについて

ツバ付きナットのツバ上、ツバ下に丸型、台形型の突起があるウェルドナットを生産しています。
また、中ツバタイプの溶接ナットの中ツバに突起がある異形状のナットの生産も行っています。

4‐1自動車クラッチ用のウェルドナット

本事例は、冷間鍛造.comが得意とする自動車クラッチ用のウェルドナットです。材質はSWCH25Kを用いており、自動車クラッチ用の部品として使用されます。製品サイズはM8x40x26x12.6(mm)です。
今回、当社からご提案した工法変換は、元々、冷間鍛造プレス(縦プレス)で製造していましたが、当社からパーツフォーマーによる冷間鍛造での製造を提案しました。詳しくはこちら>>>

4‐2自動車ボディ用ウェルドナット

本事例は、冷間鍛造.comが得意とする自動車ボディ用のウェルドナットと呼ばれる製品です。製品サイズはφ85mm×全長112.5mmです。自動車用のボディ部品として使用されます。仕様におけるポイントとしては、内径の深穴加工と内径の一部にネジ加工を行っている点です。

従来は、切削加工により製品を仕上げており、タップの下穴も切削により仕上げられていました。今回、当社からのご提案としては冷間鍛造2回+切削を行うことで製品を仕上げるというものです。詳しくはこちら>>>