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スプラインシャフトの冷間鍛造化におけるポイント

スプラインシャフトとは?

スプラインシャフトとは、スプライン形状を持つ内径・外径にもつシャフトを指します。そもそもスプラインとは、円筒形状の外径に歯車状の凹凸の溝をつけたスプライン軸と、スリーブ形状の製品の穴部の内側にスプライン軸と組み合わさる溝を設けたものを指し、嵌合させることによって、2部品が一体化する構造です。 スプラインは大きなトルクを伝達する機構部に使用され、伝達効率が良く、トルクを伝達しながら軸方向の変位を吸収することも可能です。なお、スプラインより細かい歯車形状のセレーションという嵌合構造もあります。 次にスプラインシャフトの加工方法について御伝えいたします。

スプラインシャフトの加工工程とポイント

スプラインシャフトの加工方法として最もポピュラーなものが切削加工でシャフト形状を加工し転造することでスプライン形状を付ける加工方法です。しかし、切削加工で行う為、形状の自由度は高いというメリットはありますが、切子が多くなるため材料コストも高くつくという点がネックと言えます。 そこで、最近では当社が得意とする冷間鍛造を活用し加工される場合が増えてきています。冷間鍛造での加工は、切削加工と比較して加工形状における自由度は高くないとされていましたが、金型技術・鍛造機の技術革新により以前よりも形状の自由度も高くなってきておりスプライン形状に加えて複雑な形状を持つシャフトの製造が可能となっています。また、冷間鍛造工法の特徴である材料コストのロスが少なくかつ、高圧での鍛造により硬度が上がるため切削と比較して耐摩耗性を持たせることができるため、製品得してのスペック向上にも寄与できます。 形状により、難しい場合もありますが、切削工程も持つ当社では冷間鍛造+切削で加工し転造でスプラインを仕上げるといったご提案も可能です。お困りの案件がありましたら、お問い合わせください。最後に具体的な製品事例をご紹介いたします。